本当は明日行われるはずだった娘の小学校の入学式。
直前になって明日は行われないことが決まり、さらに授業開始はGW明けまで延期。
加えて平日朝早くに出勤して夜遅く帰ってきていた夫は、半分在宅ワークに。
外出自粛に加えてちょっとずつ生活が変わってきている。
いつ収束するかわからない新型コロナウィルスによって今まで通りとはいかない生活をする中で、テレビで耳にした
「早く日常の生活に戻りたい」
という言葉。
マスクの在庫を気にすることもなく、子供たちは学校がある日は学校へ行き、仕事もイベントも今までどおりにあるのが普通、な生活。
でもたぶん、私たちはコロナが世界を席巻する前の生活と全く同じ生活を送ることはないんじゃないかと思う。
静かに静かに、「普通」が移行し始めているかもしれない。
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今回は、震災の時のような物理的な変化が顕著じゃない分、価値観の切り替えの必要は気づかないところで起きてきたりするんだろう。
例えば、テレワークやオンライン授業が主流になったら,今まで朝と夜にしか顔を合せなかった家族が、ずっと家にいる状態になる。
それをストレスととって「今までの方がよかった!!」となるか、少しでもみんなで心地よくいられる部屋を作ることに喜びを感じるような状態で過ごすのか、とかみたいな家族のバランスを今までと違った視点で見る必要が出てくるとか。
そういう、今もそうなることが想定できることや、そうじゃないことも含めて。
(なんだろう、オンラインでできることが増える、くらいしか浮かばないけど、食料調達の在り方とか、土地の価値とか、国境の定義とか?)
今はまだ「ちょっといつもと違う状態だからやってること」に見えるものが、もしかするとがこれからの日常になるかもしれない。
良くも悪くもこの状況を乗り切るために色んなことが変化したしこれからも変化していくだろう。
歴史上も、感染症がパンデミックとなった際に、それを機に生活を変えよう、よくしていこうと文明が大きく変化してきたらしい。
そのさなかに私たちはいる。
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日常を取り戻す、というのは、元通りになることではなく、変化した環境を受け入れてそれを負荷を感じることなく生活できる状態になること。
それはいつになるだろう?